「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言われるとおり、りんごは健康に良い成分を多く含んでいます。りんごの主な成分と、その健康効果をご紹介します。
りんごのカロリー、主な成分(100gあたり)
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皮むき、生 皮つき、生 カロリー 57kcal 61kcal 水分 84.1g 83.1g 炭水化物 15.5g 16.2g カリウム 120mg 120mg カロテン 15μg 27μg ビタミンC 4mg 6mg 食物繊維 1.4g
(水溶性 0.4g、不溶性1.0g)1.9g
(水溶性 0.5g、不溶性1.4g)
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
カリウム
- 余分なナトリウムを排出し、血圧の上昇を抑えます。
ビタミンC
- りんごに含まれるビタミンCはそれほど多くありませんが、りんごを食べると血液中のビタミンCが増加するという研究結果があります。ビタミンCを効率よく吸収させる成分が含まれていると考えられています。
食物繊維
- 整腸作用があり、便秘や下痢を解消します。また、余分なコレステロールを排出したり、腸内の発がん性物質を吸着する働きがあります。
有機酸
- クエン酸、リンゴ酸といった有機酸を多く含み、疲労回復に効果があります。
りんごポリフェノール
- 皮や皮下に多く含まれており、抗酸化作用、がん予防、皮膚の老化防止、中性脂肪の減少、アレルギー症状の改善など、さまざまな効果があるとされています。
りんごは皮ごと食べるのがおすすめ!
- りんごポリフェノールは主に皮や皮下に含まれているため、皮ごと食べるのが一番!
残留農薬が気になるという方もおられますが、厚生労働省や農林水産省が行っている検査でもほぼ検出されていません。しっかり水で洗えば農薬は落とせるので、安心して丸かじりしてください。皮ごと食べるのが苦手な方は、薄くスライスしたり、皮ごとすりおろすと食べやすくなります。焼きりんごにしてもおいしく食べられます。